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日本政府は、在日コリアンへの政治弾圧・人権侵害をやめよ!
民族排外主義をゆるさず、在日コリアンと連帯してたたかおう!

AASJA東京


 昨年の10月以降、北海道、神奈川、東京、滋賀、兵庫などで、日本の警察公安当局による、朝鮮総連および総連に関係する団体・個人に対する強制捜査や不当逮捕が相次いで行われています。その全てが、デッチ上げか微罪・別件で関係者を逮捕し、マスコミを利用して、あたかも背後で大きな陰謀が行われているかのように宣伝し、朝鮮総連の本部・支部、商工会、民族学校、その他の団体や個人宅に強制捜査に入るという形がとられています。

 これは明らかな政治弾圧であり、人権侵害にほかなりません。とりわけ、過去に日本帝国主義が朝鮮半島に植民地支配を強いた結果として、現在の日本社会で生活している在日コリアンに対して、かつて朝鮮民衆の独立運動に対して血の弾圧を加えた特高警察を彷彿とさせる態度でふるまう公安警察の姿に満腔の怒りをおぼえます。

 わたしたちAASJAは、朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国と略す)が、昨年7月に行ったミサイル訓練と、10月に行った核実験に対して、その都度声明を出し、自らの立場を明らかにしてきました。

 そのなかでわたしたちは、共和国のこれらの問題を、ひとり共和国の問題としてみるのではなく、今も朝鮮半島は分断されたままで、現在も南北は戦争状態にあること、超大国のアメリカが軍事圧力や戦争挑発を繰り返していること、そしてかつての宗主国日本が、在日コリアンへの差別構造を温存しつつ、今度はアメリカの軍事政策に同調していることをまずおさえて、東アジアの平和と日本と朝鮮半島の民衆の真実の和解のために、朝鮮半島の自主的な平和統一を支持し、日本社会に残る差別構造や民族排外主義を批判しよう、東アジアからの米軍の総撤収を要求しよう、そして日本社会の植民地主義構造を解体して、東アジアの冷戦構造を克服しよう、と多くの人たちによびかけてきました。

 しかしながら、安倍極右政権が共和国に対して、経済制裁を発動するのを止められませんでした。在日コリアンへの、いやがらせや脅迫・暴力も続いています。わたしたちは、この現実に対し、文字通り痛苦の思いを禁じえません。

 そうしたなかで、この間続いている朝鮮総連とその関係者への政治弾圧と人権侵害を、わたしたちは座視することはできません。このことは、在日コリアンへの民族差別を再生産し、日本政府の軍事政策を勢いづかせ、「第2次朝鮮戦争」への道すら開くものとなる危険性あります。この弾圧事件の背後には、「戦争する国」づくりを進める安倍首相ら極右政治家のドス黒い思惑が見え隠れするようです(昨年5月の総連と民団の歴史的な和合に対して、極右派政治家や公安当局が、あれほど強力に圧力をかけたのがうなずけます)。

 わたしたちは、日本の警察公安当局がー自らがテロリストのようにふるまっているにも関らずー朝鮮総連の構成員やシンパサイザーを、あたかも「テロリスト」や「犯罪集団」のようにしたてあげ、日本社会から孤立させ、弾圧していくという卑劣な行為を絶対にゆるしません。日本政府は、今すぐに、在日コリアンに対する不当な政治弾圧・人権侵害をやめよ! わたしたちは、20世紀のはじめに朝鮮半島を植民地支配して以来、ほとんどそのまま日本社会に残る、朝鮮民族への差別排外主義と全力でたたかいます。1923年の関東大震災時の、日本民衆による朝鮮民衆大虐殺を、日本の民衆は決して忘れてはならないはずです。わたしたちは、日本政府に対して、共和国に対する経済制裁の即時解除を要求します。そして、共和国敵視政策の放棄と日朝国交正常化を強く要求します。

 東アジアのなかで、真に隣人として共生できる日のために、わたしたちは微力ながらも、朝鮮半島の自主的な平和統一のために奮闘する南北の民衆や在日の方々と連帯しながら、全力を尽くして、安倍極右政権の戦争政策や排外主義煽動と対決していくことを誓います。


2007年2月19日



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