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沖縄米兵によるフィリピン女性レイプ事件

ブッシュ・福田による事件の揉み消しを許すな!


〜フィリピン民衆の4つの抗議声明〜


 沖縄市内のホテルで2月18日、米陸軍兵がフィリピン人女性をレイプし、米軍がこの兵士の身柄を拘束していることが、21日になって明らかになりました。
 その直前、10日未明に女子中学生レイプ事件が起きています。米軍の「綱紀粛正」などまったく意味がないこと、基地を撤去しない限りこのような犯罪が繰り返されることは明らかです。
 フィリピン民衆から見ても、06年にフィリピンでレイプ事件が発生、いまだ加害者の米兵は裁きを受けていない中で今度は沖縄で事件が起きたことに激しい怒りの声が上がっています。ここでは4つの抗議声明を紹介します。

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NO TO U.S. BASES!
沖縄でのフィリピン人レイプ被害者に正義を!

ミグランテ・ジャパン
2月22日

 ミグランテ・ジャパンは沖縄での米兵によるフィリピン人女性に対するレイプ事件を強く弾劾する。われわれは徹底的な調査を要求する。われわれは米国政府に対して、すばやく公正な調査をおこなうために、犯人とされる人物を引き渡すことを要求する。

 またもやわれわれの同胞であるフィリピン人に対するレイプ、犯罪が発生した! われわれはまたもや米兵がそれを引き起こしたことに憤っている。2006年12月、22歳のフィリピン人女性をレイプした米海兵隊員が有罪判決を受けた。このレイプ事件はフィリピン国内で起き、広くメディアの注目を浴びた。しかし、米国政府は−アロヨ政権の黙認のもとで−判決を支持するのではなく、有罪を宣告されたレイプ犯、ダニエル・スミスの「逃亡」を企図した。被害者が苦痛と絶望にさいなまされ続けている一方で、スミスは在フィリピン米国大使館で保護監督下に置かれたまま時を楽しんでいる。

 ミグランテ・ジャパンは、沖縄のホテルの室内でレイプされたフィリピン人女性に起こったのと同様のことがこれ以上繰り返されることをのぞまない。われわれは、ブッシュ・福田がこの事件をもみ消し、女性たち、そしてわれわれ日本にいるフィリピン人移民の誇りを傷つけることを許さない。われわれは、米軍によるのではなく、この犯罪の真相を突き止めることができる公正な機関によるすばやく徹底的な調査を要求する。そしていったん罪が証明されるならば、正義が執行されることを要求する。

 ミグランテ・ジャパンは、フィリピン人移民に対しておこなってきたすべての犯罪のためにアロヨ政権を非難する。政府のほとんどすべての機関でおこっている無類の腐敗によって、限られた資源が食いつくされ、ますます多くのフィリピン人が海外での運だめしに追いやられている。いったん海外に出てしまえば、移民たちは実際には必要とされるドルを送金するドル箱として扱われるが、しかし必要なときにはいつも無視され、裏切られている。

 いまこそ虐げられた海外の兄弟姉妹たちへの憂慮を示すときだ。われわれはアロヨ政権が沖縄でのレイプ被害者に手を差しのべ、法的に、領事館として、また物質的なすべての必要な支援を提供することを要求する。

 ミグランテ・ジャパンはまた、沖縄の人々に、日本駐留の米兵によって犠牲になったわが同胞を含む犠牲者を支援し立ち上がってくれるよう訴える。われわれの経験から言えば、米国政府が問題をぼかして被害者を苦しめながら、真実を覆い隠すためにできることはなんでもしてくるであろうことはほとんど確実だ。

 ミグランテ・ジャパンはレイプ被害者の正義を要求して東京の米国大使館への抗議行動に取り組むことを誓い、米国の覇権の象徴であり、民族の主権に対する直接的な攻撃である日本およびアジア地域のすべての米軍基地・施設の撤去という日本の人々の要求を共にして行動する。

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<緊急声明>

在日米軍兵士によるフィリピン女性への性的暴行を弾劾し、
アジアからの米軍総撤収を要求する

ガブリエラ事務局長 エミ・デ・ヘスス
2月23日

 フィリピン全国女性団体連合ガブリエラは、ふたたびフィリピン女性が米兵によって、今度は沖縄で性的暴行を受けたことに強い憤りを表明する。それに先立って沖縄では14歳の少女に対する強かん容疑で米海兵隊員が逮捕されている。いまこそ米国政府は軍事的侵略政策を停止し、主権国家から米軍をすべて撤収するべきだ。

 海外の諸国における米軍の駐留は明らかに、世界中で国家の主権を侵害している。とりわけアジアの女性たちは、優越主義的で、性的暴力を平然と振るう米兵たちが徘徊することによって、安全を奪われている。「米国は世界の警察だ」という信仰で武装し、性差別と暴力という軍隊的文化を身につけた米兵が、アジアの女性たちに性暴力を行使するということは意外なことではない。そして加害米兵に対する不処罰がこの事態をさらに悪化させているのである。

 22歳の「ニコール」に対する強かん事件と、4名の加害米兵に対する彼女の勇気ある闘いは、米軍の残虐行為のなかでももっとも有名な事件のひとつとなった。マカティ地裁は加害者ダニエル・スミス伍長に対して有罪判決を下した。だがアロヨ大統領はスミスの身柄を米国大使館に引き渡し、これによってニコールが得たはずの正義は奪われた。アロヨ大統領のこの行為はすべての米兵たちに、女性たちを暴行してもよい、処罰はしない、というメッセージを送るものとなった。

 今日までに、フィリピンでは17から24回の米比合同軍事演習(いわゆるバリカタン軍事演習)が行われており、そのなかでフィリピン人の生命に対して無数の損害が引き起こされている。それにもかかわらず、アロヨ大統領は米国に従属的な姿勢をとりつづけ、フィリピン人を米軍の虐待と搾取の餌食にしている。

 ガブリエラは世界の女性たち、とくに米国の軍事侵略、米軍による虐待に苦しめられている女性たちとともに、抗議と要求の声をあげる。米軍はいますぐ出て行け!米国による軍事介入を終わらせよう!

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ミグランテ・ジャパンは沖縄のフィリピン人レイプ被害者への正義を求める!

事件もみ消しの危険に警鐘!

ミグランテ・ジャパン
2008年2月27日

「裁きが遅れることは正義の否定につながる!」沖縄での米兵によるフィリピン女性レイプ事件についての報道が意図されたかのように途切れるなかで、日本にいるフィリピン人たちは不安になり、前述の気持ちを抱いている。

「被害者は大丈夫なの?犯人のやつはどこにいったの?これで事件に真剣に取り組んでいるなんて、よく言えたものだわ」ミグランテ・ジャパンのスポークスパーソン、ロサナ・タピルは、沖縄の米軍司令官が事件に関して発表した声明について言及して、こう述べた。

「フィリピン人たちは今まで散々アメリカ人に騙されてきて、また騙されようとしている」とタピルは言う。「何より一番腹立たしいのは、フィリピン政府がまったく何もしていないという事実。事件の調査のために沖縄に大使館の職員を送っただけで、アロヨ政権はかわいそうな被害者の痛みを和らげるようなことは何もしていない」と付け加える。

 フィリピン政府外務省は先週、調査のために東京のフィリピン大使館から代表を沖縄に送ると発表した。だがそれ以降、なんの発表もされておらず、犯人の氏名も未だ明らかになっていない。

「彼らは何をしようとしているの? 事件の隠蔽工作なのでは?」とタピルは疑う。「みんな揉み消しにはうんざりしている。22歳のフィリピン人女性二コール(仮名)が2005年11月、スービック市で4人の海兵隊員にレイプされたときもそうだった。クラーク空軍基地とスービック海軍基地が国外最大の米軍基地としてフィリピンに存在していたときにも、同じような揉み消しが数え切れないほどあった」とタピルは嘆いた。

 歴史の事実として、米軍兵士がフィリピン人に対して行使した犯罪は、つねに不処罰となってきた。1991年、1人の米兵が8歳の少女をレイプした事件では、ピナツボ火山の噴火によって米軍がスービック基地から退避するのにともない、加害米兵は訴追を逃れた。1987年、オロンガポ市で米兵がバー女性をレイプし殺害した事件では、米兵は訴追を逃れるために国外に逃亡し、フィリピン司法の裁きをすり抜けた。1981年から1988年までの間に、97件の性的暴行事件が報告されており、多くの若い少女たちが被害にあっている。これらはすべて米兵を加害者とする事件だが、被害者の訴えはすべて棄却されており、裁判所での審理さえ行われなかったものもある。

「日本にいる出稼ぎのフィリピン人たちは空約束にはうんざりしている。私たちはフィリピンにいる家族を支えるために一生懸命働いてきて、自分たちの国へもずいぶん貢献してきた。必要としている時、いつも政府は支援をしない。まるで自分でがんばって稼いだお金を騙し取られているようなもの。こんなことがあっていいはずはない」とタピルは付け加えた。

 ミグランテ・ジャパンはレイプ事件を糾弾し、東京の米国大使館で抗議行動を予定している。また東京と大阪のフィリピン大使館、領事館でもそれぞれ抗議行動を行い、被害者のためにフィリピン政府が迅速な行動をとることを強く求めていく予定だ。

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ガブリエラ女性党声明

沖縄レイプ事件は女性と子どもに警鐘を鳴らす

2月22日

http://gabrielanews.wordpress.com/2008/02/22/okinawa-rape-forewarns-of-the-perils-of-us-presence-to-women-and-children/

 ガブリエラ女性党は、今日ここに、沖縄で起きた米兵によるフィリピン人女性に対する強かん事件の報道への憂慮を表明し、この事件は米軍の存在が女性と子供にとって危険であることを再び証明したと主張する。

「フィリピン政府は一刻も早く日本政府と連携して、正義を求める被害者女性を支えるべき。私たちはこの恥ずべき事件の犯人が必ず起訴され、正義が守られるようにしなければ」とガブリエラ女性党のリサ・マサは述べる。

 最初の報道は、被害者は去る2月17日、沖縄のホテルで強かんされたと報じた。日・米当局は今も事件を調査しており、被害者女性は病院で傷の手当を受けている。

 リサはこれが沖縄でもフィリピンでも初めての米兵による強かん事件ではないにも関わらず、米国との協定は今なお米軍受入国側に被疑者を起訴する権利も処罰する権利も保障していないということを指摘する。

 ちょうど1週間前には、沖縄では14才の少女が米兵に車内で強かんされるという事件が起きたばかりだ。これより前にも、沖縄では少なくとも12件、米兵による強かん事件が起こっている。日本政府もフィリピン政府も起訴中も起訴後も被疑者を拘置することを求めてこなかった。「今回のことも、日米・米比の軍事協定がどんなに偏っているかを示している」。

 また、ミンダナオ選出の下院議員であるルス・イラガンは、この事件は、特に軍事演習が今も行われているミンダナオの女性に警鐘をならすことになると述べた。「これは住民、特に女性と子供に対する警鐘となっている。米軍は危険で、彼らは私たちの法律など無視するのが当然だと言っている」。

「米軍は軍事演習を行う国で女性を強かんし、協定は米軍の存在が問題や社会的な代償を引き起こしていることを明らかにしている。いいかげん学習すべきだし、フィリピン政府は、破棄できないにせよ、直ちに確固たる手段をとって米比軍事協定と相互役務提供協定を見直さなくてはならない。米軍はフィリピンの国土から出て行くべきだ」。

 



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