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岩国レイプ事件の被害者に正義を!

世界で続く帝国主義の軍事侵略によるすべての被害者に正義を!


リチルダ・エクストゥレマドゥーラ
リラ・ピリピーナ事務局長


フィリピンのリラ・ピリピーナから岩国レイプ事件に関する声明が届きました。翻訳しましたので送ります。

 AASJAでは毎年夏のフィリピン・ツアーのなかでロラの家を訪問し、ロラたちとの交流をつづけてきました。今年のツアーでは岩国での市民のたたかい、私たちの岩国基地拡張反対署名や秋の学生シンポの取り組みを紹介したところでした。
(翻訳:AASJA)
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岩国レイプ事件の被害者に正義を!
世界で続く帝国主義の軍事侵略によるすべての被害者に正義を!

2007年11月24日

リチルダ・エクストゥレマドゥーラ
リラ・ピリピーナ事務局長

 私たち、日本軍による性奴隷制度のフィリピン人サバイバーの団体であるリラ・ピリピーナは、米海兵隊員によって引き起こされた岩国レイプ事件の19歳の被害者に心の底からの支援の気持ちを表明します。このような許しがたい行為が見過ごされるようなことは決してあってはなりません。第二次世界大戦のなかで日本軍によって同じような残虐な暴力を受けた私たち、ロラにとってこの事件はなおさら見過ごすことのできないものです。

 米海兵隊員によるこの犯罪はまた、帝国主義国が不可避に続ける戦争と軍事的侵略のなかで、女性や子どもたちがその暴力の犠牲を最も強いられているという事実をあらためて証明しました。そのことは、かつて日本政府がその軍隊によってフィリピンを含むアジアの女性たちへのレイプを制度化し、そのことによって兵士たちを「慰安」して敵を征圧することを目指したということによって、もっとも明白に示されました。そしてまた、2005年に米海兵隊員によってレイプされた22歳の被害者ニコールが、自らの権利として加害者への処罰を求めてたたかった、あのスービック・レイプ事件によっても明らかになっています。

 帝国主義の軍隊は世界の各地で女性や子どもに対してこのような暴力を加え続けており、その暴力は米国と現地国政府が共謀して被害者の正義を否定することによって、その残忍さを倍加させています。帝国主義国である日本の政府が、レイプ犯である米軍兵士の逮捕を拒否したことによって、日本政府が自国民いわんや女性たちの権利ではなく、米国政府との関係を重視していることが明らかとなりました。自国が犯した戦争犯罪を認めることを60年以上にもわたって拒絶し続けているこの政府であればこそ、またしてもこのような卑劣な態度をとったわけです。

 帝国主義の軍隊によって虐待された自国の女性を守るべきフィリピン政府、アロヨ政権も日本政府と同様に消極的な態度をとっています。まず、アロヨ政権はフィリピン人女性たちが性奴隷にされたことに関して、なんらの公式的な態度も表明していません。またニコール事件では被害者ではなく、加害者に対して寛容に振る舞い、あろうことか有罪判決を受けた加害者を刑務所ではなく快適な米国大使館の中に送り返してしまっています。

 このような状況のなかで私たちは、フィリピンと日本の民衆こそが自分たちの手でこの問題に取り組まねばならないのだということを強く訴えます。米軍基地と米国との軍事条約に反対しましょう。軍事侵略に反対しましょう。岩国のレイプ被害者とすべての暴力の被害者に正義を実現しましょう。新たな戦争被害者をもうこれ以上、絶対に生み出さないために!

今年のフィリピンツアーで訪問した「ロラの家」での写真。左は旧日本軍に「慰安婦」にされた女性たち。右は遺影の数々。




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