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アジアの民衆との国際連帯をすすめ
戦争とグローバリゼーションに反対してたたかい
民衆のための社会変革を求める
学生の全国ネットワーク
活動趣旨
具体活動
RELATIONSHIPS
(2002年5月)
いま世界で貧困が拡大している。利潤を競って世界を駆けめぐる多国籍資本。生産も開発も福祉もすべては利潤を拡大するために展開されている。そうして蓄積される巨大な富の対極に、生存さえ脅かされる膨大な数の人々が構造的に生みだされている。いわゆるグローバリゼーションはそれを極限にまでおし広げている。これに対して世界の各地で民衆は、「利潤よりも人間を!」と声をあげてきた。
いま世界で戦争が拡大している。巨大な軍事力を操って世界中に展開する米軍とその同盟軍。世界の各地で「テロとの戦争」という口実のもとに人々の声が踏みにじられ、命が奪われている。わたしたちもまた現在の秩序を望まないならば、「テロ支援者」のレッテルを貼られ、国家による暴力にさらされる。わたしたちは世界の各地からこの「支配のための戦争」に反対する声を聞いている。
いまや日本は、米国とともに世界中での貧困と戦争の拡大を押し進める国として広く知られることとなった。日本政府は、APECやサミットなどの国際的な会合でそのような振る舞いを続けている。日本の大企業は政府にそれを要求し、自らも国内とアジアの各地で搾取と人権抑圧をすすめている。かつてのアジア侵略戦争の被害者への国家による謝罪と補償は行なわれないまま、自衛隊は武器をもってふたたび世界中に展開を開始した。
わたしたちは、貧困と戦争に抵抗をつづけるアジアの民衆・学生たちと共にありたいと願う。わたしたちの望む社会は、アジアの民衆たちとともに生きることのできる社会だ。それは搾取と抑圧のない社会、人々がみずからのことを自分で決めることができる社会である。わたしたちはその実現のために、貧困と抑圧という世界の現実に向き合いながら、それを生み出している世界の構造そのものを変革することを目指す。とりわけ私たちはその焦点を日本の独占資本とそれを基盤とする政治権力、すなわち日本帝国主義を打倒することにあてる。
現実の社会に対する人々の声と行動こそが、社会を変革するための原動力だ。1999年シアトルに集まった数万の人々の声は、非民主的で不公正なWTO会議を動かした。インドネシアで、フィリピンで、人々は街頭で声をあげ行動することで、独裁的なスハルトやエストラーダ政権を退陣させた。わたしたちは、自分たちの主張と要求を掲げて行動することを自らの活動スタイルとして確信的に選択する。
わたしたちは大学と学問を、資本にではなく、抑圧された民衆に開かれたものへとつくりかえていく必要があると考えている。そのためにわたしたちは民衆の視点にたって、キャンパスの内外で活動する。そうでなければ学生たちの権利もまた「利潤」の名のもとに虐げられることになる。わたしたちはその活動を通して、学生のなかにそうした視点をひろげていく。
同時に、わたしたちは性、民族、「障害」、出身などによる差別とたたかいながら自分たちの活動を創っていく。そうしてこそ、真に開かれた活動と私たちのめざす社会が、本当の意味で実現されうると考えるからである
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■政治キャンペーン・行動
日本社会の政治・経済・軍事のあり方を変えていくために、次のような活動をおこなってきた。
2001年 米国の「報復戦争」と日本の参戦に反対する各地での行動
2000年 G8沖縄サミットに抗議する現地行動
1999年 新ガイドライン関連法に反対する各地でのキャンペーン
■国際連帯活動
AASJAは、民衆運動の国境を越えた連帯を促進するために、ASA(アジア学生協会)やAWC(日米のアジア支配・侵略に反対するアジア・キャンペーン)に参加するアジア太平洋地域の民衆・学生たちとの交流と連帯、情報の交換と相互支援を進めてきた。
・フィリピン学生同盟(LFS)の受け入れによるフィリピンへのスタディ・ツアー
・海外から学生を招いての全国スピーチ・キャンペーン
・アジアの民衆団体からの呼びかけに応えての支援・連帯行動
・ASAが主催する国際会議への参加(以下は昨年、AASJAが参加した国際会議)
2001年8月 東アジア学生反帝平和討論キャンプ (於:台湾・台北)
2001年2月 戦争とミリタリズムに反対するアジア太平洋学生・青年会議 (於:インドネシア・ジャカルタ 主催:ASA)
■情報発信・学習・宣伝
AASJAは、みずからの見解と活動をより多くの人に伝え、行動を呼びかけて いくために、また自分たちの活動をより豊かなものにするために、以下のような活動を進めている。
・わたしたちの直面する政治的・社会的問題に関するビラやアピールなどの発行
・学習パンフレットの発行
・全国からの参加による学習・討論会、交流合宿の開催
・アジアの民衆運動が発信する情報や声明の翻訳と発信
■キャンパスの外の社会運動との連携
社会変革は、広範な民衆の共同の力によってなし遂げられるものだと、わたした ちは考える。だから、AASJAは、みずからの活動をキャンパスの内だけにとどめ
ることなく、共通の目的に向かって労働運動、市民運動、NGOなどと積極的に連携を進めていく。
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RELATIONSHIPS
■ASA(アジア学生協会)
ベトナム戦争に反対するアジア太平洋地域の学生団体のネットワークとして 1969年に発足。
現在、32カ国・地域から50団体が参加する。第三世界の学生たちの視点から、連帯・人権・民主主義などをキーワードとして国際会議、相互支援、情報発信などを進めている。AASJAは1999年からASAに加盟している。
■AWC
「日米のアジア侵略・支配に反対するアジア・キャンペーン」。1992年に自衛隊の海外派兵の本格的開始に際して第一回国際会議を開催して発足した、アジア地域の民衆運動のネットワーク。ネパール、インドネシア、フィリピン、台湾、韓国、日本などから民衆団体が参加しており、国際共同行動や相互支援・相互交流を積み重ねてきた。
■LFS(フィリピン学生同盟)
フィリピン社会の民主化と日米などによる経済的政治的支配からの解放を求めて活動を行う全国的な学生団体。学費値上げ反対、米軍のフィリピン再駐留反対キャンペーンなどを展開。また労働者や農民の運動との連携をすすめ、「基層民衆による社会の変革」を目指して活動している。
■アジア共同行動日本連絡会議
AWCと連携し、「日米のアジア支配に反対し、アジア人民の連帯を推進する」ことを目的とする全国的な民衆団体として、労働組合、市民団体、学生団体などが参加している。アジアの民衆運動との共同行動を進めながら、反戦・反基地運動などに取り組んできた。AASJAは、その趣旨に賛同し、発足以来、アジア共同行動日本連に参加している。
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