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8・6広島現地行動への呼びかけ


日本はいまこそ戦争責任を果たすときだ!
―8・6広島現地行動にむけて―

AASJA



 いまから63年前の1945年8月6日に広島、9日に長崎へ、それぞれ原子爆弾が投下され、あわせておよそ21万人の方が亡くなりました。しかし、そればかりでなく、同時に核被害に苦しむ多くの被爆者たちを生み出すことになったのです。
 よもや、広島・長崎の惨劇については、原爆投下の瞬間のできごとが語られるのみで、その後多くの人々が「ヒバクシャ」として生きてこざるを得なかった苦しみについては伏せられがちです。しかし、被爆者たちが国内で長く差別されてきたことこそ、戦後、日本や世界が63年前の苦い経験を克服することができていないことをもの語っていると言えます。

 戦後、被爆者たちは自らの生の尊厳の回復を求めてたたかい続け、1957年に被爆者医療法、1968年に被爆者特別措置法、1994年に被爆者援護法と、国家による被爆者の援護を勝ち取ってきました。しかし、これらの法律・政策によって、常に被爆者は、医療制度を受けられるものと受けられないものとに分けられてきました。政府は被爆者を分断し続けてきたのです。そして、その差別は、被爆者の孫子の世代である被爆二世・三世たちや、在外被爆者(その多くは朝鮮・韓国人の方々)にまで及んでいます。いま彼彼女らは、「原爆症認定訴訟」を通して、政府に対し「真の」国家補償を求めるたたかいに起ち上がっています。それは、彼彼女らに対して、政府が原爆投下に至らしめた戦争を起こした責任と謝罪、そして全ての被爆者、被爆二世・三世、在外被爆者たちへの補償を訴えていくたたかいなのです。

 もちろん、このような問題は被爆者においてだけではありません。かつて日本は、朝鮮半島をはじめとするアジア各地を侵略・占領し、南京大虐殺などの大量虐殺や「従軍慰安婦」といった暴挙を繰り広げてきました。戦後になっても、戦争放棄を謳って制定された憲法は有名無実なもので、自衛隊による海外派兵や、アジアへの経済侵略を行ってきました。つまり、日本政府は、かつて侵略していったアジアの民衆に対して「真の」謝罪を行ってきていないばかりか、現在でもそしらぬ顔で侵略を続けているのです。
 このような野蛮な行為を続けているのは、日本だけではありません。アメリカをはじめとする帝国主義国たちは、いま「グローバリゼーション」と名を変えて、世界中を侵略・支配しようとしています。人類は広島・長崎の惨劇を忘れてしまったのでしょうか。帝国主義的な戦争がなにをもたらすのか、私たちは知っているはずなのです。しかし、核保有国は「核不拡散」と称して核の力を独占しようとし、また日本を含めた核兵器を保有していない国でも、原発建設など、核エネルギーの推進やその輸出を行ったり、新たに核兵器を持とうという動きを強めたりしています。
 とりわけ、アメリカは、アフガニスタンやイラクを侵略し、世界中に米軍基地を置いています。また、昨年10月、岩国基地所属の米兵が広島の女性に対して暴行するという事件が起こりました。このような米兵による犯罪は、日本だけでなく世界各地で数多く起こっています。かつて「従軍慰安婦」として問題になった「性奴隷」の惨劇が、いまも繰り返されているのです。  私たちは、このような帝国主義支配に対して、全アジア・全世界の人々とともに断固抗議します。また、被爆者、被爆二世・三世、在外被爆者をはじめとした全ての戦争被害者、そして、かつて侵略していったアジアの全人民に対して、日本政府の「真の」謝罪と補償を求めます。

 毎年8月6日には、広島の平和記念公園で、政府主導による「平和記念式典」が開かれるほかに、国内外から多くの市民が集まり、平和を訴えています。私たちAASJAは、例年、全国の学生を結集させ、被爆二世の方々とともに原爆ドームの前で「8・6広島青空集会」を毎年開催するほか、前日の夜などに学習会を行ったり、当日私たちの活動を紹介するビラを配ったりするなど独自の行動を行っています。今年は、さらに日本政府に対して、戦争被害者に対する謝罪や戦争責任を訴える行動や、広島での米兵犯罪を弾劾する署名活動などを行っていきたいと考えています。

*8・6広島現地行動
8月5日(火)
○ 被爆者の語りを聴く
○ 学習会「放射能被害は人間にどのような影響を与えるか(仮題)」開催
○ 交流会、広島繁華街フィールドワーク

8月6日(水)
○ 学生独自の広島現地行動
○ 8・6広島青空集会開催
○ 広島平和公園・平和祈念資料館の散策等



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