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AASJA |
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AASJAでは、この間「軍事基地と女性」ネットワークが呼びかける広島県警・広島地検への公開質問状に対する賛同署名を集めてきました。この公開質問状は、昨年10月に起こった岩国基地所属の米海兵隊員による集団暴行事件を広島県警・広島地検が不起訴処分としたことに対し、捜査を徹底しなかった理由、被害者本人が行った証言を曖昧だと判断し、証拠が不十分であるとした理由などを回答するよう求めたものです。 この質問状へ、様々な方の協力の下、個人・団体から多数の賛同が寄せられました。第2次締め切りの3月31日までに1981筆もの署名が集まり、その後2000筆を超えています(4月20日現在)。マスメディアにも取り上げられ、アメリカ、韓国、フィリピンをはじめとする海外からも大きな反響と賛同が寄せられています。このように、集団レイプという凶悪犯罪が、日本の捜査当局・司法によって強制捜査も起訴もなされないままもみ消されていくことに対し、多数の市民が深く憂慮し、納得のいく説明を求めているのです。 しかし、広島県警・広島地検はこの多数の市民の声と共に提出された公開質問状に対して、期限の3月31日を過ぎた現在でも、真摯な対応を見せようとはしていません。広島県警は「軍事基地と女性」ネットワークからの電話による問い合わせに対し、文書による回答を拒否、捜査に関することは言えないと繰り返すだけでした。さらには、地位協定を持ち出し、「それを守らないといけない」のだと発言しました。しかし、地位協定の枠組みの中でさえ犯罪容疑者の身柄引き渡しを請求することは認められているし、米軍の「好意的配慮」に基づいて、実際に身柄の確保も出来るはずです。事件発生当初の新聞報道でも県警は逮捕状請求の方針だと報道されました。しかし、それが一転して取りやめとなったことにこそ、私たちは疑問に感じ、納得のいく説明を求めているのです。このように、県警からの返答は納得できるものでは到底なく、ますます疑惑を生じさせるものでした。 また、4月3日付けの新聞報道によれば、広島地検の信田昌男次席検事は公開質問状に関する朝日新聞の取材に対し、「個別事件の捜査などの内容について、公開質問に対する回答を差し控えるべきものと考えています」とコメントしました。が、今回の不起訴決定は個別事件の問題にとどまるものではなく、凶悪犯罪、とりわけ頻発する米軍犯罪に対する司法当局の社会的責任そのものを問うものです。こうした地検の態度は、繰り返される米軍犯罪に対する自身の極めて無責任な態度を再び明らかにしたものと言わざるを得ません。 この事件に関しては、米軍が軍法会議を開くとされています。しかし、軍法会議とは、軍隊内部の規律と維持のためのものであり、真実の追究や社会正義の擁護、何よりも被害者の正義の実現や被害者に対する補償を行うためのものでは決してないのです。このパフォーマンスによって米軍側は自らの「綱紀粛正」や「再発防止への努力」をアピールする狙いがあるのでしょうが、実際には広島での事件以後、横須賀でのタクシードライバー殺害や沖縄での少女暴行、フィリピン人女性に対する暴行事件など、米兵による犯罪は後を絶ちません。しかも、その軍法会議すら現在2ヶ月の開廷延期となっています。 しかし、この事件に対する軍法会議が行われようが行われまいが、この米兵による凶悪犯罪が日本の法廷で裁くべきであることに何ら変わりありません。前述したように軍法会議は軍の規律と維持のためのものです。そのような軍法会議と法治国家である日本の法廷で行われる裁判とが等価であるかのように、どちらか一方にのみ裁判権を認めるという、地位協定第17条の内容自体が極めて不自然なのであり、この条約によってこれまで数々の事件の被害者が泣き寝入りさせられているのです。そして、何よりも、日本で起こった事件に対し、例え米兵が起こした事件でも、きちんと捜査が行われ、適正な裁きと処罰が行われること、それこそが事件の被害者の正義を回復し、さらには再びこのような事件の発生を防ぎ、新たな被害者を生み出さないことへとつながるのです。 私たちAASJAはこのように考え、あくまで今回の米兵による凶悪犯罪を日本の司法によって裁くべきであることを求めていきます。広島県警・広島地検のこれまでの対応はまったく不十分であるどころか、自らの社会的責任を放棄し、私たち市民をないがしろにする、断じて許せないものです。今後も広島県警・広島地検に対する公開質問状への賛同・署名を集め続け、広島県警・広島地検に対して真摯な対応とこの事件に対する不起訴の撤回、捜査の再開を強く求めていきます。また、その署名活動を続ける中で不起訴処分が不当であること、加害米兵に対する厳正な裁判と処罰を要求していく声を広げていこうと考えています。 これまで、多くの性暴力被害女性が、社会の無関心と無責任なバッシングによって、孤立を強いられてきました。激しいセカンド・レイプにさらされ、声すら挙げることが出来ずに、沈黙を強いられてきた女性も数多くいたでしょう。そして、そのことが絶えることのない性暴力事件を許し、新たな被害を生み出してきたのです。広島での性暴力事件の被害女性は今年の2月14日米軍の軍法会議の予備審問で証言し、涙を流し声を震わせながら改めて被害を訴えました。しかし、このままでは、今回の事件も闇に葬られ、このような被害は繰り返されるままです。私たちは被害者を孤立させ、セカンド・レイプにさらし、今まで無関心によって被害を繰り返させてきた責任も負っています。また、自らも被害者になり得る者として、自分の問題として捉え、声を挙げていかなければならないのではないでしょうか。皆さんにも、改めてこの公開質問状への賛同を要請します。また、この署名を性暴力を許さない世論を広げるためのツールとして活用し、多くの人達へ呼びかけることをお願いしたいと思います。 ☆賛同してくださる個人・団体は、1、氏名・団体名、2、氏名の公表の可否を明記して、下記のアドレスまで送ってください。 下記のQRコードからも署名フォームへアクセスできます。
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