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アジア学生協会:ブログ

2009年5月

呼びかけ

【8・6ヒロシマ行動2009】

平和公園で毎年開かれる「青空集会」と、あすじゃ学習交流会(写真は2007年のものです)


 原爆投下から64年目を迎えようとしていますが、日本政府は原爆被爆者への補償などを行っていないばかりか、新たな被曝者をつくりだそうとしています。私たちはこうした現状を変えていくために、8月6日、広島平和公園を訪れる人々に反戦・反核を呼び掛ける行動を取り組みます。この行動への皆さんの参加を呼びかけます。


■「クリーンなエネルギー」名目に進む原発開発
 
 現在、原爆症認定訴訟において、原告側が18連勝しています。しかしながら国は原告全員を原爆症と認めようとはしていません。6月22日に厚生労働省被爆者医療分科会が示した改定も、原告全員を原爆症と認めるものではありません。新たな線引きと分断が被爆者と被爆体験者の間に持ち込まれようとしています。

 「平和利用」を名目にした核開発が進められています。こと最近は二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーという名目で、原子力発電所の新設、すでにある原発の稼働率アップ、技術輸出などが目論まれています。

 日本は2007年末時点で、核兵器5,330発分に相当する約42.6トンのプルトニウムを保有しています。この点は「核保有国」並みであり、諸外国から警戒されています。また、原子力発電は、「核のゴミ」を生み出し続け、地域に放射能被害を撒き散らすことに加え、原発内労働者の被曝を前提としており、新たな被曝者をつくり続ける技術であり、夢の技術ではありません。

■オバマ大統領の「核廃絶」は本当か?

 核兵器をめぐっては、今なお廃絶への道は険しい状態です。4月5日にオバマ米大統領はチェコのプラハで、「核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的責任がある。米単独の取り組みでは成功もおぼつかないが、指導的な役割を果たすことや行動を始めることはできる」と演説し、これが核廃絶に向けた積極的な姿勢として高く評価されています。しかし、演説を追っていくと、米国の取り組みとは「包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准」と「核不拡散(NPT)の強化」であり、後半に至ると、朝鮮民主主義人民共和国とイランを名指しで批判し、違反国への制裁と、ミサイル防衛体制の整備を挙げており、内容的に新しいものはありません。

■日本の核武装を阻止しよう!


 日本においては、核兵器への拒絶感を取り除く為に議論しようという動きが盛んになってきています。4月の北朝鮮によるロケット発射の際、麻生政権は過剰な反応を示しました。各自治体は危機管理連絡会議などを開き、自衛隊は新型地上レーダー、イージス艦、地対空誘導弾パトリオットを配備して、大規模な有事訓練を行いました。自民党の坂本剛二組織本部長は、4月2日の党の役員連絡会で「向こうは核を保有している。日本も『核を保有する』と言ってもいいのではないか」と発言しています。

 核兵器を「つくらず」「持たず」「持ち込ませず」の非核三原則についても、米艦船による核兵器の持ち込みを黙認するという「密約」の存在が話題になっています。密約については、米側資料からその存在が確実視されていましたが、歴代政権は存在を否定してきました。今回、村上元外務事務次官が密約の存在を暴露したわけですが、マスコミの論調は、外務省による文書廃棄の有無と情報公開を問題化する一方で、「持ち込み」については公然化も含めた「議論」を呼びかけています。政権交代の声が高まっていますが、民主党の鳩山代表の持論は「持ち込み」容認です。共和国敵視と似たり寄ったりの二大政党による「議論」によって「米国の核」を容認する動きを警戒していかなければなりません。

■麻生―田母神の広島じゅうりんを許すな!

 侵略戦争を冤罪と言い張った挙句に、発言の責任をとるわけでもなく退職金をもらってやめてしまった「ニッポン一の無責任男」田母神元航空幕僚長は、日本会議が主催する講演会などで、日本の核保有を盛んに訴えています。日本会議は8月6日に広島で田母神氏による講演会を行うとしており、こうした挑発行為を絶対に許してはなりません。

 8・6ヒロシマには麻生首相が来るものと思われます。麻生政権は金融恐慌に重なったわけですが、失業増大など、労働の不安定化政策によって予測されていた事態への対応は後手に回り、一方で、共和国のロケットやインフルエンザなどに対しては過剰な反応ぶりでその存在感をアピールしてきました。危機に弱いのに、危機への対応力を売りにしようとした政権だったのではないでしょうか。
 7月8日、水俣病の救済法が成立しました。被害の範囲と期間を最小限に見積もり、補償の対象を出来る限り切り縮めようという許し難い内容です。新たな被曝者に対して水俣病患者と同じような対応が繰り返されるのではないかという意識に立って、麻生政権への我々の怒りを示していきたいと思います。

<スケジュール>

8月5日
(広島市内) あすじゃ学習会+被爆者の語りを聞く

8月6日
10:30 原爆ドーム前で開かれる「青空集会」に参加
集会後、平和公園内フィールドワーク

<参加費> 6,000円

<主催・申し込み先> あすじゃ 

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